冷艶素香

現ES21がいろんな人達から愛されていたり、割れ顎の堅物侍を巡って、藤と金の人外魔境神未満ズが火花を散らしたりしてます。

初めに&最新情報&web拍手&今日の一言(長)&頻繁に消えます……|ω・`)

2016年10月28日 | 雑記
“初めに”の諸注意は、加筆訂正される事がしばしばです。ご面倒とは重々
承知の上で、有難いリピーターの皆様方にも、最新更新履歴を御覧の都度、
諸注意にもサッと御目を通して頂けますよう、お願い申し上げます。初めて
遊びに来て下さった方々は当然の事ながら、“サッ”ではなく“しっかりと”
読んで下さいねvv


最新の更新(Oct/27/2016):
更新遅延同盟

① 支部開始。“香夜”の名前で『う/し/お/と/と/ら』のと○うし、フリーゲーム『獄/都/事/変』の斬/島受け、そしてジョー○ー・ゲー○(主にアニメ版)の鰯頭の帝國陸軍中尉殿受けといった腐向け小説・SSを書いておりますので、もし御興味を持って頂けたという場合は、探してみて下さいね。
② web拍手を取り外しました。
③ 当方が沈黙を続けていた数年の間にも拍手して下さったり、コメントを送って下さったりした方々へ、まとめてのお礼になってしまい、誠に申し訳御座いませんが、改めまして心より御礼申し上げます。本当に、どうも有難う御座いました!!



こちらは冴月香夜(さえづき かよ)が運営しております二次創作ブログです。
主に取り扱っておりますのはWJ連載中の某アメフト漫画ですが、原作者様
や作画担当の方々、並びに集○社とは一切関係の無い、非営利目的の一
個人が、趣味の一つとして、脳内の妄想を垂れ流すための場所です。

まず何よりも、“同人”という言葉をご存じ無い方(特に“801”という数字に
隠された意味を読み取れない方)、また同性愛並びにそれに関連した文芸・
映像作品(漫画・アニメーションも含む)や、パロディーというものについて、御
理解の無い方、そして←↑のタイプには当て嵌らずとも、これより下に続く日
本語による注意書きが読めない方(日本人かどうかという意味に非ず)、或い
はその内容を真面目に理解しようという気がお有りにならない方に対しては、
即刻の“回れ右”をお願い致します。

あの漫画の光速の脚を持つ主人公が総受な訳無いじゃない、絶対認めん!
というお考えを、御自分一人のお胸の内にとどめておけない方も、そのお考
えを私は否定するつもりは御座いませんが、そういった方々は恐らく、拙ブロ
グにいらして下さったところで、百害有って一利無しと思われますので、最初
から閲覧しないか、若しくはウッカリおみ足を踏み入れてしまわれたという事
であれば即、Uターンされる事をお勧め申し上げます。モノノ怪二次創作につ
いても同様で、「……駄目だ、相容れん」と思われたら即、脱出して下さいま
せ。

しょうがくせいのこもダメだよ? ここは、あなたたちにとってはまだ、たのしく
も、おもしろくもないところだからね。ここをみていることをあなたたちのごかぞ
くやおともだち、せんせい、そのほかあなたたちにとってとってもたいせつで、
そしてあなたたちをだいすきなひとたちがしったら、きっと、いやなきもちにな
ったり、かなしいきもちになったりするでしょう。だからなんにもみなかったこと
にして、ここよりもっとあんぜんで、そしてもっとおもしろくてやくにたつことがい
っぱいかかれたほーむぺーじや、ぶろぐをさがしてみてください。

中学生以上の方の閲覧に関しては、“自己責任”“己の欲せざる所は他
者に施すなかれ”、
この二つの言葉の意味をきちんと理解していらっしゃる
方であれば、特にゴチャゴチャ煩く言うつもりは御座いません。ただし日本語・
外国語問わず、辞書・事典・字典の使い方をご存知無い方にとっては、ここは
非常に不親切なブログだと思われます。漢字がお嫌いな方、外国語にアレル
ギー反応を示される方にとっても、少々お辛い所かもしれません(苦笑)。

オフラインの友人・知人の訪問も、差し止めるつもりは有りません。ただ、ブ
ログコメントやメッセージ付き拍手を送って下さる時、私に「あの人か……」
と気付かせないでほしいという事(難しい事ではありませんよね?)、そして
オフライン世界に於いては私の前で、このブログの事を決して話題にしない
という事、現時点ではその二つの条件だけ、しっかりと守って頂きとう存じま
す(今後、お願いは増える可能性も有りますので、そこの所も一つ宜しく)。
冴月香夜の友人・知人の定義は、『2006年4月以前に、差出人名が
「冴月 香夜」となっているメールを受け取った事が有る」です。


あ、どなた様も拙ブログを閲覧の際は、お使いのPCが御自身のものであっ
てもなくても、閲覧履歴はこまめに消した方がよろしいかと。後で何か損害
を被られたとしても、当方は何の責任も取って差し上げられませんし、補償
するつもりも一切御座いませんので。

また、お気に入り登録をして頂ける場合は、トップページに↓
http://blog.goo.ne.jp/seiretsu-hyourin/
お願い致します。特定の記事への直接登録は、その記事をお好きでいらし
て下さるお気持ちは大変に有難く、また嬉しいのですが、管理人がアクセス
解析から正確な情報を得て、それらを少しでもこのブログの運営に活かせる
ようにする為にも、どうか御理解の上、ご遠慮頂きたく。

そしてよく耳にする公開型オンラインブックマークに関してですが、拙ブログ
も禁止とさせて頂きます。お気に入り登録は、他の誰とも共有していな
い御自身のPCへ、ブラウザのお気に入り機能を用いてお願い致しま
す。
年齢に関係無く、良識をもってオンライン二次創作を楽しまれていらっし
ゃる方であれば、自分専用PCを持っていない場合はどうすれば良いのかは、
すぐにお分かり頂けるものと存じます。例えばURLを暗記されるとかー、それを紙にメ
モしておいて、無くさないようにきちんと管理しておくとかー、専用フォルダ乃至はログイン(ログオ
ン)機能に難しいパスワードを設定されるとかー、あ、でもこの方法に限っては学校や会社PCの御
使用は駄目ですよー、比較的御理解のお有りになる御家族・お友達との共有PC限定!


とりあえず、ここまでの説明内容が、文法的間違い、漢字の使い方及び仮
名遣いの問題を除き、御自分の感性を以ってしても理解出来なかったと仰
る方、若しくはぶっちゃけ、長過ぎてウンザリすると感じられた方は、やはり
拙ブログの事は綺麗サッパリお忘れになり、日の燦々と当たる道へお戻り
になられた方がよろしいでしょう。

さて、続きで御座います。

閲覧に際しては最大画面&フォント“中”を推奨。

御意見・御感想・御要望などお有りでしたらweb拍手、若しくはブログコメン
ト機能よりどうぞ。当方、諸事情によりメールアドレスは非公開としており、
またメールフォームのような文明の産物(利器?/苦笑)も取り付けており
ませんので、メッセージ付き拍手(一回につき1,000文字まで記入出来ると
の事です)は複数回に渡ってご送信頂いて構いませんし(その際は番号や
記号、署名など、分かりやすい目印を入れて頂けると助かります)、長いブ
ログコメントもOKです。

ただし、荒らしや冷やかし、中傷といった、悪意を含むメッセージや、拙ブロ
グの趣旨とまったく接点の無いメッセージ(例えば宗教勧誘系、アダルト系
といったもの)の送信はお止め下さい。

また私、非常に打たれ弱い女ですので、例えそれが善意から出たものであ
ったとしても、あまりに手厳し過ぎる内容、或いはキツイ言葉遣い・荒っぽい
語調の御意見は、なるべくならご容赦願います(私が何かまずい事をしでか
しているような場合は、遠回しにご指摘頂けると有難いです)。

そして送って頂いたメッセージ付き拍手や書き込んで頂いたブログコメント
に対し、わたくしよりの返信は御不要と仰る場合は、お手数ですがその旨
お知らせ下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。

リンクに関しましては、皆様それぞれに御意見をお持ちの事と存じま
すが、“冷艶素香”の管理人と致しましては、「事前に御連絡頂けると
有難いです」という“希望”を、この場に記しておきます。

サイト間のリンクという行為について、現時点で私が一番理解しやす
いと思ったのは下記のサイト様です。

ttp://www.mars.dti.ne.jp/~fuminG/index.html
↑の中の、
ttp://www.mars.dti.ne.jp/~fuminG/navi/link.htm
と、いうページ。リンクフリーの御言葉に甘え、直リンでは御座いませ
んが、URLを掲載させて頂きました。多謝!


また、拙ブログにUPしているものは作品・雑記に関係無くすべて、この私、
冴月香夜が、費やした時間に差こそあれ、丹誠を尽くして書いたものです。
取るに足らぬ駄文ばかりとは申せ、無断転載や転写行為は、固くお断
り致します。


それと、繰り返しになりますが、悪意ある行為──荒らし、冷やかし、公共
の場へのさらし、たれこみなどは、絶対にしないで下さい。そのような行為
は不特定多数の人々を不快な気分にさせるだけでなく、それを行なった御
自分自身をも貶める、世にも醜悪で下劣な行為です。

以上、長くなってしまいましたが、要するに一番大事なのは、他者に対する
思い遣りの気持ちです。物事を実行する前にはそれがどのような事であれ、
時間が許す限り、もう一度よく考えてみましょう。別に私は熱心な仏教信者
という訳では御座いませんが、「因果応報」という言葉には感心させられる
事、しきりです。

さてさて、上記の諸注意を怖がらず、また逆切れする事も無く熟読して下さり、
それらに納得・賛同した上で、その理解されたところを行動で示して下さると
いう御方々へ。

ようこそいらっしゃいました!
お越し下さり、本当に嬉しく、また心より歓迎・感謝
の意を述べさせて頂きます。


何かと見苦しい所では御座いますが、どうかごゆっくりしていって下さいませ。
少しでも楽しい時間をお過ごし頂けましたら私、冴月香夜、これに勝る喜びは
御座いません。

以上、長々とした乱文を最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました!

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キッ瀬那好きに28の質問(続き)

2010年05月03日 | 雑記
瀬那受サイト“愛染”の、棗シンラ様作成による質問集への回
答、続きで御座います。



18. 実は2人、あるお揃いのものを持っています。それは何でしょうか?

    細かい刺繍入りの皮ベルト。
    
    珍しくデートらしいデートをしていた時(……「らしい」って? そもそもデートの定義って
      何だろう……あれ?)

    
    「キッドさん、こういうの似合うんじゃないですか?」
    「そうかい?」
    当ててみる。
     似合う。

    「あ、やっぱり!(嬉)」
    「長さ調節すれば瀬那君もいけるんじゃない?」
    短くして、当ててみる。
            確かに、こっちも意外といけた。でも。

    「そう……かなぁ?」
            ↑自分が着るものについては特に拘りが有る訳でもなく、センスにも自信が無いので(キッドにこの
            ベルトを勧めてみたのは、脳内イメージで「あ!」と思ったから)、鏡を見てもピンと来ない瀬那。

    「二人とも使えるものってなかなか無いと思うよ。折角だし、一つくらい、お揃い
    のもの持ってみない?」
    ちょっと憧れてたんだよねぇ、らしくないって笑われちゃいそうだけどと畳み掛けて来るズルくて卑怯
            な大人……の、ようでいて、でもまだ一応子ども(未成年)なんですよね(笑)。

    「キッドさんとお揃い……」
    脳内リフレイン、言葉反芻。
    「嫌?」
    「いえっ、そういうんじゃなくて、その……あの……」
    「?」
    「何か、こう……」
    「うん?」 
    はにかんでいるにも拘らず、蕾が一気に綻んだような笑顔で。
    「う、うまく言えないんですけどでもっ、とにかく、嬉しくて……凄く、嬉しくて!」
    「……っ!」
    
    いやぁ、その顔は反則でしょ、瀬那君…… (〃_ 〃)ゞ ポリポリ
    
    みたいな?(ニヨニヨ) でも陸始め他の攻めズにオソロってバレたら問答無用
    で抜き取られますからね、二人とも気を付けて!(笑)

    あ、でもオーソドックス(?)にマグカップとか夫婦茶碗も捨て難い……!!


19. 1人暮らしをしているキッド。瀬那はその部屋の合鍵を…?

    拙ブログ設定では持っていません(持ってる設定にも蝶・心惹かれるのですが、
    ここは敢えて!)。

    一緒に暮らせたらなぁ(ねぇ)とはどちらも思っているのですが、現実問題として、
    高校時代も進学&起業後も二人は別々のチームに所属している訳ですし、腹
    の探り合いやスパイ行為があの二人の間では成り立たないと分かってはいて
    も(てか、瀬那相手じゃキッドさんも探りようが無いと思う。擽り合いがせいぜい
    だよ、あとは乳繰r……ゲフ、ゲフン!!!)、何となく気まずいものは有るでし
    ょうから、アメフト続けてる以上は。

    とりわけキッドの方は、どこのチームに行っても司令塔ないしブレインの立場に
    在る筈で、部屋にガンマンズorバベルズの作戦や陣形、内部機密事項の走り
    書きが散乱している時もあるでしょう。

    瀬那がいつ来るとハッキリしていれば予め片付けておく事も可能ですが、入り
    の自由……ではなく(苦笑)、出入り自由或いは同居ともなりますとね、アメフ
    ト関係以外でも見られたくないものもまた色々有ると思うんですよ、あの多感な
    彼らの事ですから(別に変な意味でなく、好きだからって、何でもかんでも相手
    に曝け出せる・曝け出したいというのではないという意味)。


20. キッドが思う、瀬那に直してほしいところは?

    自分に対して気を使い過ぎるところ。


21. では逆に瀬那が思う、キッドに直してほしいところは?

    自分に対して気を使い過ぎるところ。上と同じじゃん、どこまで見せ付ければ気
    が済むのか……!(悔しいが萌え)


22. ほのぼのとした2人ですが、普段はどの程度のスキンシップを取っていますか?

    キッドさんがセナを膝抱っこしてたり、セナがキッドさんに膝枕してたり、寝てい
    るどちらかの髪や頬をもう片方が撫でていたり、顔を埋めてたり。どれも性的な
    意図を含む≦含まない。
    あと、仕事や練習終わってキッドさんが自分の部屋帰って来て、着のみ着のま
    ま爆睡してたりすると、翌朝傍らで何でか瀬那も一緒に寝てるin一つのお布団
    みたいなのがたまにあったりするといいな~なんて(クフクフ)。
    どーしても会いたくなってしまった日、でもキッドさん仕事で疲れてるだろうし……
    と逡巡しつつも、結局部屋の前まで来ちゃってみれば、明かりは点いてないのに
    部屋のドアが開いていたので心配になって、「あの、キッドさん……?」と小さく
    呼びかけながらそ~っと開けてみたら、扉の向こうは土/曜/サ/ス/ペ/ン/ス劇
    場でした……なんて事は絶対に御座いませんが(当たり前だ)、まあとにかく過
    労死の3歩くらい手前にいるっぽい恋人が!
    起こすのは可哀相、でもこのままじゃ不用心だし風邪引いちゃうってんで、ズル
    ズル引きずってって、一緒に布団に入りました、みたいな?
    んで朝、キッドさんが「あー……何があったのか大体想像はつくけど、我ながら
    こりゃ参ったねぇ」みたいな(女の朝は大抵いつも戦場ですが、男の方もなかな
    かに大変なようで……ケセセッ♪)



23. 瀬那の幼馴染陸。2人のことをどう思っているんでしょう!?

    苦々しく思ってる時間は相当に長い。時に、胸を掻き毟るぐらいの憎悪に駆
    られる事もあるかもしれない。
    たとえ事実を受け入れられるようになったとしても、基本的には瀬那の幸福
    しか願わない彼なのではないかと(瀬那の事は俺に任せて、いつでも安心して逝って下
      さい、キッドさん(^▽^)b )
。そんなにスッパリ潔く、むしろ過ぎる程にりっくんが大人
    なのでは、つまらない(此処は瀬那受ブログですからね、当然の事ながら)。
    自分までもを貶める事になる以上、キッドの不幸を望みこそすれ、アメフトと
    関係無い所では終始、仮にも先輩に対し、慇懃無礼な態度と辛辣な口調で
    接する陸(理性と感情は別物)。
    けれど己の矜りにかけて、二人の破局を画策したりはしないし、瀬那を追い
    詰めたりするような真似もしない。そんなのは男のする事ではないし、そんな
    事する奴が、瀬那に想いを寄せる資格は無いと思っているから。
    精神的葛藤を重ねた末に、更なる好漢になるがいい、りっくんよ……!!


24. キッドの幼馴染鉄馬。2人のことをどう思っているんでしょう?

    キッドと瀬那の幸せを心から祝福し、祈る一方で、少し寂しいと思う気持ちも
    やっぱり否定し切れない。でも、二人の満ち足りている様子を見ていると、自
    分の中にまで温かな気持ちが広がってゆくのを感じるので、きっと徐々に寂
    しさも消えてゆくだろうと、心配や悲観はしていない。


25. キッドと瀬那が幸せな恋人生活を送るのに、最大の難問になるとしたらそ
    れは一体何?


    あの二人の場合、本気になれば別に難問とか存在しないんじゃないのとか
    思ってます。二人で生きてゆくのに何か不都合な事が有るというのなら、双
    方悩み抜いた末にも、結局は友人、家族(これは瀬那だけ)、アメフトさえも
    捨てて、誰にも知られぬどこかで二人ひっそりと寄り添って、慎ましくも穏や
    かに暮らしてゆくのではないかと。


26. 正直キッド×瀬那の作品の少なさに、世の中の厳しさを知った?

    ハマり始めた頃にはもう既に、チラホラとお素敵作品が存在していた上、昔
    から主人公受けのマイナーすれすれCPを好きになるというのは日常茶飯事
    で慣れていたので、それほど辛い思いをした事は御座いません。
    しかも現在では、セナ受サイトを回っている限り、王道ではないにしろ、それ
    なりに市民権を得ているような気がしますし(残念ながら更新停止、若しくは
    閉鎖されたサイト様方のキッセナ作品も、我が脳内にはしっかり記憶してあ
    りますし♪)。
    無論、もっともっと増えてくれたらなぁ……とは、今も願ってやみませんが。


27. キッド×瀬那の魅力とは何でしょう?

    ①どんなシチュエーションのお話でも、読んでいて疲れないので、飽きも来
       ないところ。>読む場合
    ②恋愛の様々な要素がすべて適度に入っている、若しくはその組合わせが
      自由自在な上、どのように組み合わせても程好いバランスが自然に取れ
       てくれるところ。ってか、脳内に「キッド、瀬那」と置くと(=考え始めると)、
            あの二人は勝手に動き始めてくれるので、他のCPと比べ、様々の事を考
            える手間隙が少なくて済むので、ある意味では楽(逆に、話が長くなり過
            ぎる等の大変な部分も御座いますが)。>書く(妄想する)場合
    ③下ネタや18禁話でも、むしろ艶笑譚とか艶笑小咄、艶話と呼びたくなるよ
             うなスマートさ。>鑑賞&執筆双方に於いて


28. キッド×瀬那に一言!!

    いつまでもお互いを愛し、敬い、慰め、助けて変わる事無く、その健やかなる
    時も、病める時も、富める時も、貧しき時も、例え「死」に二人の仲を分かたれ
    ようとも、美しい記憶と幸福な思い出をよすがに、穏やかに微笑みながらしな
    やかな「生」をどちらも全うし、いつかどこかで再び会えた時には当然の如く、
    もう一度手を繋いで一緒に歩き始める二人でいて下さい。

キッ瀬那好きに28の質問

2010年05月03日 | 雑記
瀬那受サイト“愛染”の、棗シンラ様作成による質問集への
回答です。



1. 貴方のお名前を教えて下さい。

    冴月香夜(さえづき かよ)と申します。


2. 超!マイナーな分類に入るであろうキッド×瀬那ですが、あなたは好き
   ですか?


   蝶絶大好きです。


3. ではそのキッド×瀬那を好きになったきっかけは本編でいうとどのシーン
   でしょう?


   私の場合、キッセナは本編ではなく、お素敵サイト様群の二次創作から
   ハマッたので、きっかけというものは実は特に有りません。
   萌えCPとして認識出来るようになって以後からようやく、あの二人が一緒
   に出てくるコマやページに興奮するようになりました。


4. 本編でキッドの瀬那に対する愛情を感じるシーンはありますか?

       質問3の続きという事で↓。
  
   ①単行本28巻表紙。
     書店で生まれたての仔馬みたくなってしまい(膝がガクガクのプルプル)、
          口元も痙攣して(ニヤつきを必死に堪えていた)、一緒に居た母者に「大
          丈夫?」と、かなり本気で心配されてしまった(苦笑)。
   ②「あとは……セナ君かねぇ」(単行本の巻と頁、手許に現物が無い為に
           確認出来ず)
     言わずもがな。ああ、“見てる”んだなぁって(普通は「注目」なのでしょ
     うが)。
   ③最終巻、ケルベロス・ダイブ時のパス。
     ぶっつけ本番、しかも数瞬前に決められた作戦で、キッドさんの早撃ちパ
     スを瀬那が、事前練習も無しに捕った(モン太でさえアメリカ・ビーチフット
     時にはスンナリ捕れなかったのに!)! 或いはキッドさんが、鉄馬相手
     でもないのに、視界に映っていない瀬那へ、信頼の下にボールを投げた!
     と考えると、かなりグッと「来る」ものが有ります。


5. 本編で瀬那のキッドに対する愛情を感じるシーンはありますか?

   質問3と4に引き続き↓。

   ①やっぱり28巻表紙。
     デート中ですか? 「キッドさーん、あそこに何々が見えますよ~!」みた
     いな感じで、キッドに教えてあげようと瀬那が後ろを振り向いたら、恋人と
     鬼のような形相をした幼馴染が(カバー下の表紙/笑)真昼の決闘……
     いやいやいや、もとい(苦笑)、何やらどよ~んとした空気の中で対峙して
     ました的な(笑)。
   ②キッドさんが峨王に潰された時の顔。
     この世の終わり、終わりの始まり、始まりの終わり。
     悲哀・恐怖・憤怒といったものではなく、“絶望”が、瀬那の顔の中に見て
     取れました。これもまた、普通の方は単なる恐怖と捉えるのでしょうが……
     やはし上手く言い表せない……orz;
   ③「キッドさんの言葉、思い出しちゃった、良すぎるとロクな~云々」(やはり
           巻と頁が思い出せませんが、単行本のどれかのおまけコーナーか何かに
           在ったような記憶が)
     思い出すくらいには、キッドさんの話が意識に残っていた=意識してキッド
        さんの話、聞いてた!?(←期待と興奮にテカり輝く香夜さんの顔←脂性orz)


6. キッド×瀬那のイメージカラーは何でしょう?

   茶系統は茶系統なんですが、特に何色というのではなく、よく使い込まれた
   木製家具の色、みたいな……? 光沢の有る(←ここ重要)、深い茶色。赤
   みも黒味も強過ぎないのがいい。


7. キッドは瀬那のどこが好き?
   
   それを言葉で説明出来たらどんなに楽か!o(>< )o o( ><)o ジタバタ

   自分の言葉では上手く言えない代わりに、H井Kん氏の「P/O/P S/T/A/R」
   がすべてを歌ってくれています、特に二番。曲名とPVについては、あまり深く
   考えてはいけませんが(苦笑)。


8. 瀬那はキッドのどこが好き?
  
   上に同じく、自分の言葉では上手く説明出来ませんので、アニメ『○國戀物語
   エ○』より、OP『S/i/l/h/o/u/e/t/t/e o/f a B/r/e/e/z/e』を挙げさせて頂き
   ます。前にも書きましたが、これ↓、前半Happy、後半シリアスで。
   ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2398775


9. 諦め癖があるキッド…実は瀬那のことも諦めようとしたことがある?
   
   私はあると思っています。諦めて終わりか、その先に進もうとしたのかは、そ
   の時々(=拙作の設定)によって異なりますが。


10. では先に告白をしたのはどちらでしょうか?
    
    キッドかなぁ? 瀬那の方からというパターンも有りとは思うのですが(書き
    たいネタも有るし)、現時点に於いてはという事で一つ。


11. その時の相手の返事は…?

    2パターン考えられます。

    ①両想いだった場合:
      ブワッと春、一気に爛漫といった感じに(?)瀬那が微笑み、「僕も……」
      的な展開で。
    
    ②告られて初めて気付いたという場合:
      絶句? キッドが「ごめん、忘れて」、でも後からジワジワ嬉しさを実感し
      始めた瀬那が、最終的にOKする。

     ……どうして「ごめんなさい」シチュが無いの、キッセナ……恐ろしいCP!
     (↑黒ベタ背景に集中線フラッシュ、睫毛バサバサの白目に額縦線/笑)


12. その告白のシチュエーションってどんなものだったんでしょう?
    
    夕暮れ時のどこか、人通りの少ない所で二人きり。凄い早業(笑)で瀬那
    を抱き寄せたキッドが表情を帽子に隠したまま、瀬那の耳元で囁くみたい
    な感じですかね。


13. 初めてのデートはどちらから誘いましたか?大人の余裕を見せてキッド?
    それとも勇気を出した瀬那?

    
     どっちもお互いの都合に遠慮して、なかなか言い出せなさそう。逆に言え
    ば、どちらから誘ってもOKという事で。でも、強いて言えばキッドですかね。
    
    「あのね、瀬那君の都合がつけばの話なんだけど、今度の日曜、もし良か
    ったら○○へ一緒に行かない?」

     と、いった具合に。


14. 彼らのデートコースはいかがなものでしょう?
    
     外に出ると様々な邪魔の入る事が多い上(苦笑)、双方共に基本はインド
    ア派なので、デートに行くよりもどちらかの部屋で二人きり、ほのぼのと過
    ごしている時の方が二人共Happyなのではないかと思うのですが。
    敢えて外出という事であれば近所に買い出し、若しくは延々と散歩(キッド
    も結構、健脚という設定で)、行ける所まで行ってみようみたいな?


15. ランチ代はどうやって支払いますか?
    
    高校時代:
    やっぱりお互いに気を遣い合って、食事の時間帯に会うのは双方避けよう
    とするのではないかと思うのですが。せいぜい、コーヒーショップやファスト
    フード店で飲み物を口にする程度ではないかと。何故なら↓
  
    ∵生活感をあまり感じさせないキッド、あの歳で独り暮らしと聞いている事
       からも、あまりお金を使わせるのはどうかとあれこれ気を回す瀬那/瀬
       那の小遣い額をそれとなく感じ取っているキッド、こちらはこちらで瀬那に
      無理をさせるのも、自分に対して余計な気を使わせるのも本意ではない。
    
    進学&起業後:
    学生の金銭感覚を基に、分相応の飲食を割り勘で。けどこの二人って、あ
       んまりガツガツ飲み食いしてるイメージ湧かないんですよね。お茶してるっ
    てのが一番しっくり来る。紅茶やコーヒーを飲みながら、クッキーとかちょっ
          としたお菓子を少量つまむ程度?
 
    この頃にはもう、幾ら忙しいとは言え瀬那も、バイトの一つか二つは始めて
    るだろうし、キッドさんはキッドさんで既に社会人である事に加え、蛭魔さん
    に十倍返しを期待されるくらいの「甲斐性有り」(笑)。にも拘らず、紅茶な
    らスーパーの特売のティーバッグで淹れたやつに、普通の牛乳と砂糖ガバ
    ガバ入れときゃ十分美味しいと、本気で満足している二人(ミルクジャー?
         茶漉し? 温度? それってなぁに、食べれるの?)。

    二人で過ごす時間、プライスレスってか……畜生、いつまでもお幸せにvv!
    ( *^-^)ρ(^0^* ) あ~ん


16. ランチの最中瀬那の口の横にゴハンが付いているのを発見!キッドはどの
    ような行動を取るでしょう?


    「瀬那君」と呼び掛け、自分の口元をトントンと指で叩く事でそれとなく気付
    かせる。気にしたら可哀相とは思うのだけれど、アワアワと慌てふためく瀬
    那が可愛くて、どうにも微笑が抑え切れないキッドさんです。


17. 楽しかった1日もすぐに終わり……デートの帰り道はどんな感じでしょう?

    二人でお出掛けした日でも、どちらかの部屋で過ごした日でも、おしまいは
    いつも無言で一緒に駅へ、そして改札の所で解散(?)。

    さよならする時に万感の想いを込めて握手、或いはキッドがセナの頬を撫で、
     その延長で彼の指が刹那、瀬那の唇を掠めるも、動きが速過ぎて(早撃ち技
      術の無駄遣い/笑)誰にも気付かれる心配は御座いません(←不用意に衆
    目を集めてはと、お互いに気を使っている)。


                                            →続く

Redde Caesari quae sunt Caesaris

2009年11月07日 | 帝黒×瀬那
「大和、これ……」
「あっ、どこにあったんだい、それ!?」

本日最後の授業が休講となった自分たち二人を除いては、まだ誰も来ていな
いだろう、アメフト部の専用ロッカールームへと向かう道すがら、友に差し出し
たるは、一枚の写真。

突き抜けるような青空の下、そこに写っていたのは、いつもの屈託無い笑み
を湛えた目の前の友人と、そして──煌めく秋の日射しと、舞い落ちる色とり
どりの暖色の葉を浴びて、朗らかに笑っている、ライバル・炎馬大学の小柄な
エースRB。

「図書館で、レポートに使う本探してたら……」

今日の授業の教科書に、レポートの参考文献、分厚い紙の辞書数冊──
子辞書全盛のこの時代に何とも生真面目なことではあるが、彼らしいと言えば
実に彼らしい──、アメフト研究のための資料、そして趣味で読むためのもの
──とにかく本、本、本でギッシリ満員鮨詰め電車状態の、通学用スポーツバ
ッグの中をゴソゴソと漁ると、大学生となった今も変わらぬ豊かな銀灰色の髪
を、無造作に背に流している若き活字中毒者にして、全国に名を轟かす、ここ
最京大学アメリカンフットボール部でも有数のWR・本庄鷹は、その手に、一冊
の本を取り出した。

「これの中に、挟まってたんだ」
「そっか、なるほどね」

鷹が見せてくれた本は、彼の前には、同じ授業を履修している大和が借りて
いた本だった。

「無くしちゃ困る大切なものだから、持ち歩いたりしてて万一にもなんてことに
なったらとは……思うんだけどね」

苦笑と言うにはあまりに幸福そうな、それでいてまったく厭らしさの無い、この
親友だけが持つ、独特の笑顔。

(瀬那君も、この笑みにつられて、あんな風に笑ったのかな?)

視線をツルリとした紙の上に落せば、常日頃は薄霧のかかっていることの多
い、切れ長の視界に再び飛び込んで来る、人間の不注意や悪意が及ばぬ限
りは、恐らく半永久的に輝き続けるのであろう、美しい時間の切り抜き。

「……鷹? どうかしたのかい?」

写真を返してくれないかという親友の催促に、鷹はハタと我に返った。

「あ、ああ……」

一応は返事をしたものの、鉛色から灰青色へと僅かに晴れ間ののぞいてきた
──むかし泥門、いま炎馬の名物WRとの対戦時や、二年ほど前のワールドユ
ース大会で見られたように、心の琴線に触れるものがあった時の、それは彼の
特徴だった──瞳と同様、写真に魅了された鷹の手は、なおも不自然に宙へ
と留まっていた。

「ねぇ、これいつ、どこで撮ったんだ?」
「ん? ああ、先月行って来たキャンプ、俺が昔所属してたボーイスカウトの引
率手伝いでね。ほら、鷹にもさ、一緒に手伝ってくれないかって頼んだけど、お
前、家の法事でちょっと関西帰らなきゃならないから無理って断ってきただろ?
あの後、瀬那君にね……」

小さな後輩たちが、どうしても現・アイシールド21にも会ってみたいとせがんで
くるのだが、もし迷惑でなければ……かくかくしかじかEcoカー減税♪と、いった次
第で。

「とにかくOK貰えて、二人で“あめふとのたけるおにいさんとせなおにいさ
ん”
をやってきたって訳さ(笑)」
「……N○Kの教育テレビに出るには、大和は微妙に胡散臭いし、瀬那君は童
顔な上に恥ずかしがりや過ぎて、どっちもいま一つって感じだね」
「ははっ、鷹は辛辣だな。ま、俺個人としてはアプローチのつもりで誘ったんだ
けど、そっち方面での進展はまったく無かったよ、残念ながらね……」

と、もう一度、あの苦笑。

「それじゃ、このベストショットは遠足なんかに同行してくれる、プロのカメラマン
が撮ってくれたものってこと?」
「うん、早朝に二人で走り込みしてた時にね。途中の山道に、紅葉とか落ち葉
が凄く綺麗な所があってね、そこで休憩してたら、そのカメラマンの人も早起き
して、朝の山景色を撮りに来てたみたいで……」
「へえ……」

相手の説明をきちんと聞いているようでその実、鷹はやや、上の空気味だった。

(……どうしようかな?)

無論、あの父の協力無くしては有り得なかったものではあるが、基本的には自
身の地道な努力の成果であるこの身体能力を、父と関連付けた色眼鏡で見る
こと無く、それでいてこちらの動きに対し、まったく遜色の無い反応をグラウンド
の上に於いて初めて返してくれた存在──何より、他者とのコミュニケーション
がお世辞にも得意とは言えない自分をよく理解してくれる、数少ない大切な友
人たちの中でも、その一番に挙げられるだろう親友の、大和と。

出逢った当初こそ、かの、ことキャッチに関しては人間離れした能力と執念を持
──それこそ、ホモサピエンスを除いた霊長類のそれらを彷彿とさせる──
好敵手から受けたような、強い印象は持たなかったにも拘らず、その光速の走り
が巻き起こす疾風に、いつしか深く、深く、我知らぬうちに心掻き乱されるように
なり、気付けばその姿を目にする度、仄かで、不可思議で、けれども決して不快
ではない、さりとて友情と呼ぶには若干の違和感を感じる感情が──その名前
が未だに分からないのが、どうにもこうにももどかしい──湧き起こり、現在では
その為人(ひととなり)をもっと知りたいと思うようになった、小早川瀬那と言う、少
年のような青年。

構成、角度、色彩、そして被写体──そこに写るすべてが素晴らしいと、感情の
起伏がかなり乏しいと自覚の有る自分にしては、珍しいほどに心揺す振られる、
稀少な写真。

「大和、あのさ……」
「うん?」
「この写真、俺にくれない?」
「……え!?」
「ちょうだい」

幼児が大人に菓子や玩具をねだるように、無邪気な言葉を選び、しかしその口
調は感情を窺わせない、淡々としたもののまま、鷹は大和に、この写真が欲し
いと告げた。
                        ・
                        ・
                        ・
「断る。駄目に決まってるじゃないか」

普段、物事に執着することが極めて少ない友人の、唐突な要求に一瞬は驚いた
ものの、すぐに冷静さを取り戻して、大和は鷹の言葉を拒絶した。

「大体、鷹が写ってる写真でもないのに、どうして……」
「だって、綺麗なんだもの」
「……は? 何だって?」
「君たち二人の髪や瞳(め)の色って、秋景色に凄くマッチしてるし、それに二人の
こと、俺、両方とも嫌いじゃないし」

読書家とは到底思えぬ、簡潔さ・明快さ・論理性を著しく欠いた相手の返事に──
いかに高い読解力を有していようとも、普段よく話し、よく書くという実践練習が伴
わなければ、表現力は必ずしも比例向上する訳ではないという、学生の国語力の
極めて分かりやすい例と言えよう(管理人はこれでよく苦労しました、ってか今も)──、大和
はしばし、この自負心に満ちた男にしては珍しく、絶句した。

「ねぇ大和、いいだろう? もしその写真を見つけたのが俺以外の、それもアメフ
ト部(うち)のレギュラーの誰かだったりしたら、もっと面倒なことになってたかもし
れないんだよ?」
「だが……!」
「じゃあ瀬那君の部分だけでもいいよ、ちょうだい」

彼の所だけ切り抜くんなら、その写真全体の面積の20%にも満たない訳だし、い
いよね、だって俺、お礼貰う権利有るものと、やはり淡々とした、しかし普段の彼
の言動からすればどうにも似つかわしくない、子どもじみた言い草を用いて、一方
的且つ強引にことを進めようとする鷹に対し、大和は気色ばんで反論した。

「警察を介してないじゃないか、鷹、君はその写真、直接俺の所に持って来たん
だぞ?」

大体、警察経由でその写真が俺の所に返ってきたんだとしても、君が俺に要求
出来るのは金銭であって、写真そのものじゃないだろうと、至極もっともな大和の
言葉に、だが鷹はまったく動じること無く。

「老若男女アメフトファン問わず大人気の君たちのツーショット写真だよ? 瀬那君
の部分だけでも金に糸目を付けずに欲しがる輩は掃いて捨てるほどいるだろうし、
このままの状態でなら花梨の一部の友人たちが団結して入手しようとすると思うけ
ど、幾らスター選手だからってまだ学生の大和に、そんな写真の換金額の5%~20
%なんて払えるのかい?」(以上、現行の遺失物法より曲解並びに捏造by管理人)

これでも気を使ってるつもりなんだよと言わんばかりの物言いではあるが、疚しい
ところの無いことを言っているつもりならば何故、この鷹という男は、その理知的で
涼やかな貌(かたち)を大和の方に向けようとしないのか。

(いや、たとえどんなに追い詰められようとも、最後に勝つのは俺だ……!)

ギリリと奥歯を噛み締めてはいるものの、ギラギラと闘志を燃やす大和の表情も
また、もともと華の有る容姿が内側から炎に照らし出されているようで、もしこの場
にギャラリーが居れば、一人として惹きつけられない者はいなかっただろう。

「……」
「……」

いつしか伸びていた大和の、決して諦めることを知らない逞しい手と、ボールを始
めとした、物を掴むことにかけては一家言持っている鷹の、しなやかにしてしたた
かな手が、パワー全開の一歩手前で写真をギュウギュウギュウと、無言のままに
Let's start 大岡裁きである。

分かっているのだ、このまま行けば瀬那の笑顔まで、無残なことになってしまうと
いうことは。しかしここで諦めて試合終了(?)を迎えた場合、得られるのは「お母
さん」の称号だけである。

さあ、どうする、どうする!?

「民法Iのスダレ禿げがいろんな意味で涙を流しそうな会話で大変盛り上がってっ
とこ、悪ぃんだけどなぁ……」

グサッ!

どこからか伸びてきた鋭利なカッターナイフの刃が、写真の背景の部分に突き刺
さった。

「「蛭魔……!!」」

金剛阿含と勢力を二分する最京大の支配者、片方の御登場である。

「ちょっくら邪魔するぜ」

ザクザクザクッと軽快に、鈍く輝く銀の工具は、写真の中の大和と瀬那を、器用に
別れさせてゆく。

「「やめ……!!」」
「ケケッ」

ヂョキン!

哀れ(?)、身長10cmほどの二次元(?/笑)の二人は、別離を余儀無くされた。

「いいかげんにしないか、何の権利が有ってこんな真似……!」

大和に胸倉を掴まれても、蛭魔は余裕のまま、あまつさえ──

「帝王(Caesar)のものは帝王に」

二分割された写真の内、大和の手に握られたままの、大和本人が写っている切片
を横目に嗤い、歌うように独り言を続けた。

「糞チビのものは糞チビに」

無表情のまま、呆気に取られている鷹の手から、もう片方の切片を取り上げて。

ちょっと蛭魔さん、待っ……あ~~~!!!

その時、遠くから叫びが聞こえてきたかと思った瞬間にはもう、普段着ゆえにフ
ィールドで会う時とは違ってひどく華奢に感じられる、未だ少年の如き青年の姿
が、三人の眼前に在った。

「ほれ、糞チビ、テメーの写真だ」
「あぁぁぁ~! 大和君の写真までぇぇぇ……orz」

ガックリと項垂れる瀬那とは対照的な表情をした彼自身が写っている、鷹の手か
ら奪った写真の切片を蛭魔が、カッターを持っていない方の指先でピンと弾くと、
それは奇妙にも重さを感じさせずにフワリと浮いたかと思うと、ピョコンと瀬那の
旋毛(つむじ)の上に着地した。

「蛭魔氏、まさか俺が瀬那君にあげた写真の方も……!?」
「んでもって、俺のものは俺のもの、他人のものも俺のもの、だから(?)糞チビは俺
のもの」

最後は大和と鷹への牽制とも取れる言葉を残し、ケーッケッケッケッケッと邪悪な
哄笑を響かせながら、悪魔(Lucifer)は出現した時とは打って変わって、嵐のよう
に去って行った。

「き、君こそキリスト教文化Aの講義を自分にだけ都合良く解釈してるじゃないか~
~~!」
「やれやれ……」
「あぁぁぁぁぁ~……orz」

何を叫んだところで、すべては後の祭りであった。
                         ・
                         ・
                         ・
「……」
「……」
「……蛭魔さん、もう完全に姿、見えなくなりました?」

それからしばらくして。

ずっとしゃがんだままの状態だった瀬那が、上目遣いにそっと、大和と鷹を見上げて
きた。

「え、あ、うん……」

困惑したように鷹が答えると。

「……も~ぅ許せないっっっ! 別々の学校になってからも、まだあれこれ干渉して
くるだけでもどうかと思うのに、折角友達と一緒に撮ってもらった写真まで……!
酷い、酷過ぎる!」
「……(友達だって。大和、道はやっぱりまだまだ遠いみたいだよ?)」
「(……(言わないでくれ、二重に凹むから)」

その後もしばらくはプンプンと怒り続ける瀬那に──大和と鷹にしてみれば、小動
物が興奮してクルクル動き回っているようにしか見えなかったのだけれど──、さ
せたいだけ怒りを発散させた後。

「っ! あ、あの、ごめんなさい、僕独りカッカしちゃって……!」
「ハハッ、瀬那君の意外な一面だったね」
「う、わ……(恥)」
「とりあえず、水分消耗しただろうから」

ハイこれと鷹が差し出してきた手付かずのお茶のペットボトルを、いつもの状態に戻っ
た瀬那は、恐縮してそれを固辞しようとしたが、この人にしては珍しいなぁと瀬那が驚
くほどの強引さで、鷹はペットボトルを瀬那に押し付けてきた。

「あ、有難う……」
「どう致しまして」

ふ、と微かに口元を綻ばせた鷹の、あまり見たことの無い優しい表情に、瀬那は訳
も分からず、ドキリと心臓の鼓動が跳ね上がるのを感じた。

「瀬那君、今度またキャンプに行かないか?」

親友の意外な行動に、小さな胸騒ぎを感じた大和がそこへ、やや強引に割って入っ
てくる。

「え……また誘ってくれるの?」
「迷惑でなければ、ぜひね」
「わ、嬉しい……!」
「「……!!」」

そう、これだ。

試合で対峙する時の高揚感とは別に、自分たちの胸をざわめかせる彼の、キラキラと
した笑顔。

「そうだ、次は鷹君も一緒に行こうよ!」
「……俺も?」
「う、うん……」
「そうだね、そうしようよ、鷹」

瀬那に相槌を打つ親友の笑顔は、本当の友情半分、胡散臭さ半分。

「(大和……?)」
「(だって仕方無いじゃないか)」

彼のあの輝きは、誰にも征服されざるゆえの──

「(……そう、かもね)」
「(だろ?」

君が──
君は──

君自身の、ものだから。
                         ・
                         ・
                         ・
「はぁ、それにしてもあの写真、残念だったな……」
「また撮ればいいさ、そんなに落ち込まないでくれよ(……でもちょっと嬉しくもある
かな)」
「……」

瀬那のションボリとした顔はこれ以上見たくなかったし、アッサリといつもの調子を
取り戻したどころか、何やら嬉しげにさえ見える大和の顔は少々、癪に障ったので。

「……こんな感じだったっけ?」

と、鞄に仕舞ってあったルーズリーフを一枚取り出すと、鷹は、胸ポケットに差し込
んでいたシャープペンシルを、紙の上でサラサラと走らせ始めた。

「え……!?」
「やるね、鷹」

程無くして完成したのは、あの哀れな写真について三人が共有する記憶を、“ほぼ”
忠実に再現した、見事な素描だった。

「鷹君、すごーい……」

もっとも、要した時間からは想像も出来ないほどの繊細なタッチに、ひたすら魅入る
ばかりの瀬那@モデル①を尻目に、本庄画伯とモデル②の間では──

「でも、どうして鷹まで入ってるのか、聞いてもいいかい?(with 胡散臭い笑み)
「いいじゃないか、細かいことは別に」

芸術の秋には相応しくない、極めて散文的且つ、不毛な会話が始まろうとしていた。


                                      <おしまい>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タイトル、正しくは
“reddite igitur quae sunt Caesaris Caesari et quae sunt Dei Deo”
のようなのですが、よく分からない上、長すぎるので、『Redde ~ 』の方を使いまし
た。神でなく悪魔出てきちゃってるし(苦笑)。そして解釈もいつも通り、香夜さんに
都合良く!(笑)

鷹はちょっと芸術家気質入ってんじゃないかなーと、またも色々と夢見てみました。
帝黒時代は通常科目以外に、美術の成績とかも良くて(むしろ花梨ちゃんより絵、
上手かったり?)、教師から「コンクールに応募してみぃひんか?」とか言われてた
りね、キャーvvV(←夢見がち夢見がち)


鷹匠の子は鳩を馴らす

2009年11月07日 | 帝黒×瀬那
「「あ」」

都内某所の某大型書店、文庫コーナーの新刊置き場に置かれていた、とある
文庫本、最後の一冊に、二本の手が同時に伸び、そして重なった。

「えっと……本庄、鷹、くん……?」
「君、泥門のRBの……」
「……」
「……」

瀬那は寡黙というほどではないが、どちらかと言えば人見知りをする方であっ
たし、鷹とてそれほど口数の多い方ではない。

十秒ほどの微妙な沈黙が流れた後──

「あああ、あの、どうぞ、これ、僕、別のお店で買いますから……!」

気まずさに耐え切れず、先に手を引っ込めたのは瀬那だった。

しかし──

「待って」
「え……」

速攻で踵を返そうとした瀬那の腕を、その淡々とした声同様、さほど力を込め
るでもなく掴んできた青年を瀬那は、長年の習性でそおっと、恐る恐る見上げ
た。

が、相手は別にそれを気にする風でもなく、瀬那を引き止めたまま、すぐ近くで
新刊を並べていた店員に向かい、簡潔な問いかけを発する。

「すみません、この本なんですけど……これでもう在庫おしまいですか?」
「あぁ、その本でしたらここだけじゃなくて、向こうのレジ前にも並べて御座いま
す。人気作家の新刊は大抵、店内の複数ヶ所に並べているんです」
「そうですか、有難う御座いました」

店員に軽く頭を下げると、鷹は、銀灰色の長い髪と同系統の色をした切れ長の
双眸を、再び瀬那の方へと向けてきた。

「……だってさ」
「は、はぁ……」
「俺はレジの所に置いてあるのを買いに行く。あっちの方が多分、沢山置いて
あるだろうから。……君もそうすれば? これ、いろんな奴が触ったみたい。筋
が走ってるし、ページの角とかも結構折れてる」
「そ、そうですね」

そして鷹は文庫本を元の場所に戻すと、それっきり、瀬那などまるで、もともと
存在していなかったかのように、クルリと体を反転させて、レジの方向へとスタ
スタと歩き去って行った。

(……凄過ぎる人って、皆どっか変わってるんだって、ずっと思ってたけど……)

試合中でさえ、彼の背の上で煌びやかに波打っていた豊かな銀糸が、今日は、
ふっさりとした銀狐の尾のように、一本に束ねられていた。それが彼の歩みに合
わせ、フワリフワリと左右に揺れ動くのがまた、本物の狐の尻尾のようで、瀬那
は思わず、クスリと小さく笑う。

(多分、あの人、良い人だ……)

感情の起伏が殆ど見て取れない、その表情ではあったけれど。

(優しい、色だった)

きちんと視線を合わせてくれた、彼の瞳は。

(友達に、なれるといいなぁ)

慈雨の存在を感じさせる、花曇りの空の色をしていた。


                  <To be continued……???>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

拍手お礼に使っていた当時は、↓のような事を言っていました。

珍しく、“×”ではなく“+”で展開する話でしたが、如何でしたでしょうか?
普段の生活はアメフト漬けな上、いつも周囲を濃い人間達と、彼らの特濃(笑)の
感情ばかりに囲まれてるもんだから、今回みたいなあっさりとした遣り取りが、何
だか物凄く新鮮に感じられた瀬那だったのでした(笑②)。
設定としてはクリスマスボウル直後で(勝敗は???です)、帝黒の皆さんはまだ
東京に滞在中(しょっちゅう来れる訳じゃないんだし、ちょっとぐらいなら自由時間
もあるのでは?という香夜さん的願望)。
普通に考えれば、『ライ麦畑でつかま○て』を読む人間と瀬那が、同じ本を読むと
は到底思えないのですが、アメフト雑誌にするとそれはそれで、鷹ってそういうの
読むのかなぁ?と、これまたムムム?となってしまい(クリスマスボウルの結果次
第では、内面に変化が現れる?)、じゃあ無難な線で文庫行くかー、と(ジャンル
何でも有りだから)。
あ、でも鷹って高一? 高二?(知らずに書いたんかい!⇔だってその辺ちゃんと
描かれてたのかどうか、五月の記憶に無いんだもーん) 高一の場合、白秋トリオ
に対してもそうでしたが、拙ブログの瀬那は他校のライヴァルに対し、相手がたとえ
同学年であっても、人によっては「さん」付けをします(これに関しては原作を意図
的に無視)。
次に一時帰国する時までには、原作でもっと鷹や大和の内面が描き込まれてたり、
感情面で大きな変化が現れてるといいなぁ。帝黒で書いてみたいネタも幾つか有
るのですが、今は如何せん、情報が少な過ぎるので。


『eclipse』もそうですが、「さん」から「君」への変化など、どの口が言ってる
んですかね、香夜さんは!

ここからどのようにして、『Redde Caesari quae sunt Caesaris.』へと繋が
っていったのか? それは香夜さん自身が一番知りたいですvvV(←

しかも鷹の内面、確かに変化出たけど、あれは主にモン太によってもたらさ
れたものだというのに、瀬那受け思考→『Redde ~ 』の哀しさよ(苦笑)。

タイトルは「門前の小僧 習わぬ経を読む」的な意味だそうです。スター選手
だった父がそのプレイだけでなく、言動でもモン太を魅了したように、鷹も、
スポーツの事を抜きにしても、人を惹きつけてしまう、みたいな?(環境なの
か遺伝なのか)

続く???みたいな事言ってますが、それにつきましては神の味噌汁方向
で一つ、宜しくお願い致します(←滅びよ!)。