行ってきましたよSQUARE SOUNDS TOKYO 2013!!

脳みそをプツプツと刺激するようなピコピコサウンドはもちろんのこと、その下地にある重低音が足の裏から骨や筋や腱を伝ってビリビリと、目には見えない強靭な生き物が内臓の全てを響き巡っているかのようでした。もんどりうつような、なんとも刺激的な体験でございました。
物理的には耳に入ってきているはずの音が、むしろ体の底からわきあがってきているような気がして、もう自分がスピーカーになってしまったような錯覚さえ覚えたくらい。
この一夜は、しばらく忘れられそうにありません……!
フロアがそこまで混み混みじゃ無かったことも、個人的には助かりました。
俺としては深夜からの勤務を同日の10:00に上がり、その足で新幹線に飛び乗って車内で昼飯、東京着13:00。ホテルに荷物を置き即仮眠、のち高円寺の会場へ駆けつけるという往路弾丸ツアー状態だったため、多少疲弊した上で更に身動きの取れない人ごみにもまれてしまうおそれに恐々としていた節もあったのですが、ありがたいことにゆとりをもって全身どっぷり世界のチップチューンに浸かってくることができました。
……こんなこと言っちゃって、ごめんなさい運営さん。
運営さん的には、やっぱりお客さんは多いに越したことがないってものですよね。


せめて高円寺のホテルに予約が入れられたら良かったのに、検索をかけたのが遅すぎて予約が取れず、確保できたのは御茶ノ水の一角ですよorz
高円寺に向けては中野まで快速が使えたからいいんですが、帰り道の各駅停車は想像以上に体にこたえました。幸か不幸か、車両のたてるガタンゴトンの走行音に、チップチューンの音が脳内で思い起こされるように引き出されて鳴りつづけてくれたので、乗り過ごすような眠気とは無縁でいられましたけども。


つかれているはずなのに、ねられない。ふしぎ!!


宿に着いても目がさえまくって寝られないわ、挙げ句変なテンションになってベッドの上をごろごろ転がりまくって2828したりするわ、結局寝たのは2:00過ぎでございますよ。おそるべしチップチューンの魔力。これはゼヒ来年も開催してほしいイベントですね。うち一日しか参戦できなかった自分がとても歯がゆく感じましたので。

……。

今の俺は会場で購入したMASTER KOHTA さん盤とMATT NIDAさん盤を聞き込んでいる最中でゴザイマス。
会場で聞いた曲ももちろん入っているみたいで、無意識につま先がリズムを取ってしまっていたり(笑)
なんと俺、会場では最前列にいることができました……!
初心者リスナーを最強の位置へ押し出してくれました見知らぬ先輩さんにThank youありがとう☆
しかも一時は左隣に――『無責任』の三文字を着込んだ個人的に見覚えのある人物が偶然居合わせたりもして。
この9.28から遡ることほぼ三ヶ月。『その日』はステージの上にいたRobokabutoさんその人だと気付くまでに大した時間はかからなかったですよ。彼はhallyさんの出番に合わせるように、最前列中央に移動していったわけですけれど……なんだろうねえ。ステージ上に見ていたことのある人物がそっくりそのまま自分の隣に立っているって、なんだか奇妙な感覚でした……。
個人的には3.16という月日の、とあるまさかの一致が生じていたことが判明した人物でもあるわけですが、その件はまた別の機会にでも(笑)

この9.28にはNES BANDさんのホソタケさんもオーディエンスの一人としていらしていたというじゃないの。
べ、べつに気付かなかったわけじゃないんだからねっ///
すごく、すごーく似ている方がいるなとは思ってはいたけれど、ただ本人だって確信が持てなかっただけなんだからっ///

……。

事実は小説よりもナントヤラとは言ったものですが、先月書き上げたイベントレポにまつわる人物が二人も至近距離にいるという状況は、俄かには信じがたいというものですよ?
正確には四人以上かしら。
『四十歳いいいいいい!!』『おっさーん!!』なんて異名を叫ぶ声にビックリして振り返るとその近辺にはTappyさんがおりまして、そしてその時のステージ上には不機嫌な機材をなだめようとしているhallyさんがいたわけですし。
赤色のサイリウムを取り出して、差し出すようにhallyさんへ見せているRobokabutoさんを見て、これには彼なりの尊敬の念が含まれていたりするんだろうなあ、気が利くってやっぱりいいよなあ、と俺は思っておりました。
……まあ次第に催促するがごとくサイリウムを振り回し始めていたのも見ましたけれども(笑)
とあるファンとして言わせてもらうぞ――やっぱり仲良いんだろう、おまいらwww。
でなければhallyさんも、自らプロデュースしたメンバーと『俺の嫁宣言(物理)』でゴールインなんてしてみせるはずがないってば(笑)
ていうかあの『ファミ婚しました』文面、俺も欲しいよ……!



……。
話が逸れました(笑)



進行役の方も『みんな大好きhallyさん』って言ってましたものねえ。
機材トラブルも含めてhallyさんのパフォーマンスという内容のMCに、俺はカルチャーショックを受けまくりでした。
『みんな大好きhallyさん』というフレーズには、イコール『機材トラブルもhallyさんが大好き』という可能性も秘められていそうですね。
この等式が成立する場合、hallyさんは愛用の実機と相思相愛であることが、間接的に証明されるということになるわけですよ。hallyさん愛用の実機は、大好きなhallyさんに触ってもらいたいがゆえに、きっとhallyさんを困らせようとしていることになりますよね。……なりますよね?


hallyさんのファミコンが沈黙を続ける一方では、進行役の方が頑張ってトークで間を繋いでおりました。調整作業の進捗をプロレスラーのリングインに例えたり、ついには『二年前の』と結構な過去話までもが飛び出す展開に(笑)
客席の大部分はくつろぎムードでhallyさんの音を待っていましたが……いいですねえこのまったりムード。
そして観客の緩み具合を見計らっていたかのように起動するhallyさんのファミコン。
音が聞こえた瞬間、ステージを振り向き躍り上がる観客の挙動がまた驚くべきものでした。
本来の持ち時間の半分ほどを調整に取られてしまっていたことをアナウンスが告げるも、そこはやっぱりhallyさんだったと思います。
演奏の最中、曲の半ばでノリにノッて、ついに着ていた半袖の上着を、客席へ――振りかぶったりもして、大いに見せ場を演出していたと思います。やっぱり生き生きしていました。

……。

ん?
今気付いたけれどhallyさん、半袖の上に半袖を着ていたことにならないかしら?
まあいいけど(笑)

俺も俺で宣言どおり、他のライブ日程分も含めて跳ねて叫んで腕を振って、知っている曲にはハミングという可能な限り思いつく限りのレスポンスをステージに返してきたぜ!!!
hallyさんじゃないけど『You can’t hurry love』が聞けるとは思っても見なかったですよー!

『ちぷつんリスナーぴっかぴっかの一年生が世界のちぷつんを聴きに高円寺まで行ってみようと往路弾丸ツアーを決行してみたの巻』は、ライブ終了後フロアに降りてきていたhallyさんに一言伝えて無事に終結ということになりました。
たしか『楽しかったです、ありがとうございました』って言ったような。自分の言った言葉が一番覚えていられないってどうすれば治せるんだろうねorz

階段を上りきった地階にはRobokabutoさんがおりまして、例のリリパのフライヤーを配っていたところでした。彼には率直に『お疲れ様です』とだけ伝えました。
10.12は行けるかどうか未定だけれど、M3の方は多分立ち寄りますよー。

翌日は眠い目をこすりながら、雑司ヶ谷の古書店街を巡るという念願を叶えました。
ただ日曜日だということをすっかり忘れておりまして、あまり店が開いていないというプチ悲劇にしてハプニング発生(笑)

そしてさりげなくまた増えていたhallyさんの伝説(?)について。
えーと、なになに『ショッキングピンクのブーメランパンツを五枚もこの日のために買い足したので気をつけよ』

……。


!??!



フライパンがらみの次はいわゆる『勝負下着作戦』……。hallyさん伝説には、チップチューンリスナー初心者が紐解くには難解すぎる、いわば高度な法則性が内包されていると見て間違いないようですね。
個人的には『五枚』という物量が気になったため、一枚一枚の用途を以下に仮定してみることにしました。
いや、あくまで仮定ですよ?




着用分、一枚
保存用、一枚
ゲスト用、一枚
観賞用、一枚
頭に被る用、一枚


これでぬかりなく五枚だよな、と指折り数えながら勝手に予想してみた俺なのでした。
最初は『洗い代え用、一枚』という内訳があったのですが、パンツは頭に被ってもイケるだろう躊躇うなという天の声が聞こえたような気がしたので急遽差し替えということになりました。


……。

hallyさんを困らせようと不機嫌を装う、hallyさん愛用のファミコン実機の態度(あえて態度と呼んでみる)に、『ファミデレ』などという造語をつけてみようかと思えてきました。
こうしていざ文章にしてみたらなんだか……いじらしく思えてきてしまったのですよ///
というわけで、俺にも言わせてくれ。萌え萌えきゅ~ん!///